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「怒り」について考える②

  • 執筆者の写真: サポート教室かたつむり
    サポート教室かたつむり
  • 2021年9月6日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年9月24日



大人だって子どもだって、みんなが持っている身近な感情。


でも、一歩使い方を間違えれば、自分も相手も傷つけることになる・・・


そんな「怒り」について、いろんな角度から考えてみるシリーズ第2弾!


今回は、「怒り」が生まれる原因について、前回とは別の角度から考えてみたいと思います。



 

最近、いつ怒りましたか?

私は、今朝も子どもに怒りました・・・


「こら!遊んでないで、早く朝ごはんを食べちゃいなさい!」ドッカーン!!


我ながら、よくない怒り方をしたものだと思います・・・

結局、子どもは怒られたことでぐずりはじめてしまい、朝ごはんはなかなか進みませんでした。


私はなぜ怒ってしまったのでしょう?

自分の気持ちを振り返ってみると、実は、自分が怒りたかったわけではないことに気がつきます。


私の本当の思いは、

「早く朝ごはんを食べ終わってくれないと遅刻してしまう」

という不安の気持ちだったのです。


私が感じていたのは「不安」だったのに、「怒り」で表現してしまったのです。



 

心理学の世界では、「怒り」は二次感情と呼ばれます。

「不安」「落胆」「寂しさ」「傷つき」「悲しさ」など、最初に感じる一次感情から、二次的に生まれるのが、「怒り」なのです。


・子どもが迷子になったかと心配したとき、「どこに行ってたの!!」

  →「不安」が「怒り」に変わります

・せっかく作ったご飯を残されたとき、「残さず食べなさい!」

  →「悲しさ」が「怒り」に変わります。



様々な一次感情が、さながらコップに水が溜まるように、心に溜まっていきます。そして、それが溢れだしたとき、「怒り」として表現されるのです。


辛く苦しいことが続いているときは、ちょっとしたことで「怒り」が溢れてしまうこともありますよね。


誰かに「怒り」を感じたときは、その裏側にある気持ちを探ってみませんか?


自分の本当の気持ちがわかれば、「怒り」ではない表現方法が見つかるかもしれませんね!



 

「怒り」についていろんな角度から考えてみるシリーズ第2弾、いかがでしたでしょうか?


私は、今朝も子どもに怒ってしまいましたが・・・


「こら!遊んでないで、早く朝ごはんを食べちゃいなさい!」ドッカーン!!

 ではなく、


「朝ごはんが遅くなると、遅刻しちゃうかもしれないって心配だから、急いで食べてくれる?」

 と、私の本当の気持ちを言葉で伝えたらよかったなぁと反省しております・・・



「怒り」について知れば、自分の「怒り」とうまくつきあうことができるはず!?

第3弾では、「怒り」のもつ性質について考えてみます。そちらも、ぜひご覧くださいね!




 
 
 

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