「怒り」について考える③
- サポート教室かたつむり
- 2021年9月13日
- 読了時間: 2分

大人だって子どもだって、みんなが持っている身近な感情。
でも、一歩使い方を間違えれば、自分も相手も傷つけることになる・・・
そんな「怒り」について、いろんな角度から考えてみるシリーズ第3弾!
今回は、「怒り」のもつ性質について考えてみたいと思います。
「怒り」には4つの性質があると言われます。
① 高いところから低いところへ流れる
② 身近な相手ほど強くなる
③ 周囲に伝染する
④ エネルギーになる
それでは、一つずつ解説していきますね!

「怒り」の性質①:高いところから低いところへ流れる
水が上流から下流に流れるように、「怒り」も高いところから低いところへ流れます。
・上司から部下へ
・先輩から後輩へ
・親から子どもへ・・・
・「スクールカースト」の上から下へ
力の強い者から、力の弱い者へ、怒りは連鎖していくのです。

「怒り」の性質②:身近な相手ほど強くなる
あまり仲の良くない相手には多少のことで怒りはしませんが、親や子ども、パートナーや親しい友人など、身近な相手にはすぐに怒ってしまう・・・そんなことはありませんか?
親しい相手に対しては、「わかってくれるだろう」「こうしてくれるはず」というように、期待や甘えが多くなりがちです。そのため、それを裏切られたと感じた時に、強く「怒り」を感じやすいのです。

「怒り」の性質③:周囲に伝染する
誰かが喜んでいると、自分も嬉しくなる・・・
誰かが泣いていると、自分も悲しくなる・・・
誰かが怒っていると、自分もイライラしてしまう・・・
「怒り」に限らず、感情は周囲に伝染します。
なかでも、「怒り」は強いエネルギーをもっているため、より周囲に伝染しやすいのです。

「怒り」の性質④:エネルギーになる
何かに「怒り」を感じたとき、それをバネにして奮起する・・・そんな経験はありますか?
「怒り」は強いパワーを持っています。そのパワーは、時には、目的に向かって行動する際の、素晴らしいエネルギーになることもあるのです。
「怒り」についていろんな角度から考えてみるシリーズ第3弾、いかがでしたでしょうか?
「怒り」をうまくコントロールするためには、まず「怒り」について知ることが大切です。「怒り」にふりまわされない生活をめざして、一歩を踏み出してみませんか?
第4弾では、「怒り」の目的について考えてみます。そちらも、ぜひご覧くださいね!
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