いろいろな定規
- サポート教室かたつむり
- 2021年1月9日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年1月13日
図形の学習や長さの学習が始まると、定規を使う機会が増えますね。
定規を使って線をひく、というのは、子どもにとって案外むずかしいことです。
まず、目的の場所にピタッと定規を当てます。
そして、定規がズレないように、グッと定規を押さえます。
鉛筆を持った方の手には力を入れすぎず、定規に沿ってスッと線を引きます。
定規を繊細に調整すること。
片方の手には力を入れ、もう片方の手は力を抜くという、左右非対称な動きをすること。
そういった身体の使い方に加え、定規がズレていないか細かい部分を見分けたり、目盛りを読んだりする目の使い方も必要です。
もし、なかなかうまく線がひけない時は、道具を一工夫してみませんか?
・目的の場所にあわせやすい定規
(目盛りがものさしの端からついているなど)
・目盛り線が読みやすい定規
(5mmごとに目盛り線の長さが違う、矢印で強調されているなど)
・数字が読みやすい定規
(黒地に白字、読みやすいフォントなど)
・すべりにくい定規
(シリコンゴムやすべり止め加工、アーチがついているなど)
など、いろいろな定規が市販されています。
また、今使っている定規でも、一工夫することで使いやすくなりますよ!
線をひこうとすると定規が動いてしまい、なかなかまっすぐな線をひけない子どもにオススメなのは、アーチ状になった定規です。

定規の中央が浮いているのがわかりますか?
普通の定規を、軽く炙って曲げています。
*くれぐれも、やけど・火災には十分ご注意くださいね!
アーチ状になった定規は、グッと押さえないと紙につきません。線をひくときの押さえる感覚をつかんだり、押さえる意識づけに効果的です。
他にも、定規の裏に、薄く切ったスポンジを貼り付けても、同じように押さえる感覚を感じやすくなりますよ。スポンジは、すべり止めの役割も果たしてくれます!
道具を一工夫することで、本来の図形や長さの学習に集中することができますし、何よりも、子どもの「できた!」が増えるのがいちばんのメリットですね!
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